日本文学史上3作品目となるW受賞の快挙を果たした傑作小説『木挽町のあだ討ち』(永井紗耶子著)。時代小説の枠を超え多くの人々の心をとらえて離さないベストセラーが、ミステリーを縦糸に、人情を横糸に、スクリーン上で鮮やかに映し出される。
江戸で語り草となった仇討ちは、いかにして成されたのか。事の真相を探る田舎侍に、演技派・柄本佑。その謎の背後に見え隠れする黒幕に、名優・渡辺謙。一筋縄ではいかない両者の対峙から、映画ならではのダイナミズムがほとばしる。さらに、長尾謙杜、北村一輝、瀬戸康史、滝藤賢一、高橋和也、正名僕蔵、山口馬木也、沢口靖子ら日本映画界が誇る実力派キャストが集結し、“仇討ち”をめぐる人間味豊かで多種多様な群像ドラマを紡ぎ出す。
監督は、華麗な時代劇ドラマで数々の賞に輝く源孝志。彼が繰り出すオリジナルな映像美と、製作スタッフが総力を挙げて創り上げた江戸の舞台、さらにプロの監修によって再現された歌舞伎の息吹きと共に、物語は本格エンターテインメントへと昇華した。








